新兵らが鬼教官に “検閲” されるシーン解禁。「インスペクション ここで生きる」
- インスペクション ここで生きる , エレガンス・ブラットン , ジェレミー・ポープ , ガブリエル・ユニオン , ラウル・カスティーヨ , マコール・ロンバルディ , アーロン・ドミンゲス , ボキーム・ウッドバイン
- 2023年08月02日
新鋭エレガンス・ブラットン監督が、ゲイであるため過酷な日々に直面しながらもアイデンティティを貫いた自身の半生を映画化した「インスペクション ここで生きる」が、8月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかで全国公開。主人公フレンチをはじめとする新兵らが、ブートキャンプに着くや否や人間性を “インスペクション” (点検・検閲)されるシーンの映像が解禁された。
「重罪歴はあるか? 最近大麻を吸ったか? テロ組織に所属していたことは? 共産主義者か? 同性愛者か?」。教官たちの怒濤の詰問に、新兵たちは「ノー、サー!」と全力で答える。“インスペクション” という映画のテーマを象徴するシーンだ。
ブラットン監督は「海兵隊という場では日々、点検・検査が行われているのでもちろん軍隊・上官からフレンチへの “インスペクション” ということもあるし、同時に社会の中で自分が “インスペクション” されるという意味合いも込められています」とタイトルの含意を明かし、「私は、軍隊に対して否定も賛同もしていない。この映画を通して会話を生み出して欲しかったのです」と語っている。
Story
ゲイであるため母に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送ってきたフレンチ。居場所がなく、自らの存在意義を求める彼は、たったひとつの選択肢と信じて海兵隊へ入る。だが訓練初日から教官にしごかれ、さらにゲイであることが知れ渡ると激しい差別に遭遇。何度も心が折れかけるが、そのたびに自らを奮い立たせ、暴力と憎悪に毅然と立ち向かう。そして孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の信念は、徐々に周囲の意識を変えていく──。
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配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ