時を超えた再会の行方は──。山田太一の小説世界がイギリスに甦る「異人たち」
不思議な出会いとともに思わぬ運命に翻弄されていく主人公の姿を綴った山田太一の小説『異人たちとの夏』(新潮社刊)を、「荒野にて」「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督により映画化した「異人たち」が、2024年春に公開。ティザービジュアルが到着した。
名脚本家の山田太一が1987年に発表し、第1回山本周五郎賞を受賞、大林宣彦監督により映画化もされた小説が、イギリスを舞台に再映画化。
キャストにはアンドリュー・スコット(「1917 命をかけた伝令」「007/スペクター」)、ポール・メスカル(「ロスト・ドーター」「aftersun/アフターサン」)、ジェイミー・ベル(「リトル・ダンサー」「ロケットマン」)、クレア・フォイ(「ファースト・マン」「ウーマン・トーキング 私たちの選択」)らイギリス・アイルランドの実力派俳優が名を連ねる。
ワールドプレミア上映が行われたアメリカのテルライド映画祭では、「まさに傑作」(TheWrap)、「(アンドリュー・)スコットと(ポール・)メスカルのセクシャルな化学反応」(The Hollywood Reporter)、「時代を超えた、魂を揺さぶる愛の讃歌」(IndieWire)といった賛辞が寄せられた。時を超えた儚いヒューマンファンタジーに注目だ。
Story
夜になると人の気配が遠のくロンドンのタワーマンションに、一人で暮らす脚本家のアダム(アンドリュー・スコット)。謎めいた住人のハリー(ポール・メスカル)と出会い、関係が深まるにつれ、遠い子ども時代の世界に引き戻されていく。そして12歳の時に交通事故で亡くなった両親(ジェイミー・ベル、クレア・フォイ)が当時の姿で現れると、アダムの閉ざした心は解放され、安らぎのひと時が訪れる。だがその先には、思いがけない世界が広がっていた……。
「異人たち」
監督:アンドリュー・ヘイ
原作:「異人たちとの夏」山田太一著(新潮社刊)
出演:アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、ジェイミー・ベル、クレア・フォイ
原題:ALL OF US STRANGERS
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:https://searchlightpictures.jp