唐田えりか × 芋生悠。偶然の再会から始まる人生の再生「朝がくるとむなしくなる」

 

「左様なら」の石橋夕帆監督が唐田えりかと芋生悠の共演で、偶然の再会から自分らしさを取り戻していく女性の姿を描き、第18回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門「JAPAN CUTS AWARD」を受賞した「朝がくるとむなしくなる」が、12月1日(金)より渋谷シネクイントほかで全国順次公開。予告編と場面写真が到着した。

 

 

会社を辞め、コンビニでアルバイトしている希(唐田えりか)。慣れない接客に戸惑い、店長の冗談をうまくかわせない。実家から送られてきた大量の野菜をよそに、コンビニ弁当とカップ麺で食事を済ませる。母親には退社をいまだ伝えられない。何も起こらず、今日もむなしい朝を迎える。

そんな中、中学校でクラスメイトだった加奈子(芋生悠)がバイト先にやって来る。思わぬ再会に最初はぎこちなく振る舞う希だったが、何度か顔を合わせるうちに距離が縮まり、日常が少しずつ動き出す──。

 

 

ステエションズの書き下ろし主題歌『PHEW』にのせて綴る予告編。大人になってから育まれる友情、日常に積み重なる小さな幸せが、静かに胸を打つ。

 

 

 

実生活でも10代の頃から友人同士という唐田えりかと芋生悠、ならびに石橋夕帆監督のコメントも到着した(以下)。

 

どうしたって朝はやってきてしまうし、朝はやってきてくれる。
心は日々、移り動かされるもの。
そっと背中を押してくださった石橋監督。
そして大好きな芋ちゃんと共演できた時間は、宝物になりました。
この映画が羽ばたく先に、どなたかの救いになりますように。
──唐田えりか

特別な思い出になった『左様なら』から、
再び石橋監督と忘れられない時間を共にしました。
友達との再会。
大好きなあのセリフ。
時にはおかしくて堪らなかったり。
感じたままに綴じ込めました。
何でもない自分が少し愛おしくなる映画です。
多くの方々に届きますように。
──芋生悠

唐田さんと映画を作るならどんなお話がいいだろう、と考えたとき
自然とこの物語が浮かんできました。
そしてそこに芋生さんがいてくれたら、
ふたりの信頼関係をベースにきっと素敵な作品を作れるだろうと思いました。

学校に行って、会社に行って、あるいは家事や育児、介護をして。
“頑張る”を積み重ねていく事は、決して当たり前の事ではありません。
自分でも気がつかない内に心はどんどんすり減っていって
毎日当たり前のように朝がくるたび、小さな絶望を繰り返す。

それでも、誰かが「大丈夫だよ」って寄り添ってくれたら
それだけで何とか生きていけるような気がしたり、こんな自分も悪くないんじゃないかと思えたりする。

いまより少しだけ、いい明日がくる事を期待できるような
そんな作品になっていましたら幸いです。
──石橋夕帆(監督・脚本)

 

 

「朝がくるとむなしくなる」

出演:唐田えりか、芋生悠、石橋和磨、安倍乙、中山雄斗、石本径代、森田ガンツ、太志、佐々木伶、小野塚渉悟、宮崎太一、矢柴俊博
監督・脚本:石橋夕帆
主題歌:「PHEW」ステエションズ 作詞・作曲:CHAN
プロデューサー:田中佐知彦 ラインプロデューサー:仙田麻子 撮影:平野礼 照明:本間光平 録音:柳田耕佑 美術:藤本楓、畠智哉 スタイリスト:小宮山芽以 ヘアメイク:赤井瑞希 助監督:内田知樹 編集:小笠原風 企画協力:直井卓俊 音楽:CHAN(ステエションズ) スチール:岩澤高雄 ビジュアルデザイン:鈴木美結
配給・宣伝:イーチタイム 配給協力:FLICKK 宣伝協力:平井万里子 製作:Ippo
2022年/日本/カラー/76分/アメリカンビスタ/5.1ch
©Ippo
公式サイト:www.asamuna.com