復活祭に悪夢のディッシュを堪能。「ファミリー・ディナー」不穏な予告編

 

イースター(復活祭)を迎えた少女に、悪夢の食卓が待ち受ける──。新鋭ペーター・ヘングル監督が放つニューロティック・ホラー「ファミリー・ディナー」が、12月8日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開。本ビジュアルと予告編が到着した。

 

 

ふくよかな体型に自信の持てない10代の少女シミー。ダイエットを手助けしてもらうため、イースター休暇に料理研究家で栄養士の叔母クラウディアを訪ねる。すると、叔母の食事指導は思いのほか過激だった。さらに、敵意剥き出しで嫌がらせをしてくる従兄弟のフィリップ、叔母の新たな夫で得体の知れないシュテファンの存在が、シミーの不安を煽る。そして祝祭が近づくにつれ、食卓はおぞましさを帯びていく……。

 

 

ペーター・ヘングル監督は、ミヒャエル・ハネケも講師を務めるオーストリアの名門ウィーン・フィルムアカデミー出身で、これが初長編。家庭内の暴力性、ルッキズム、食と祝祭における宗教観の変化といった今日的な題材を、静謐かつスリリングな物語に昇華させた。トライベッカ映画祭でワールドプレミア上映され、各国ジャンル系映画祭で熱狂を呼んだ注目作。

 

   

 

「ファミリー・ディナー」

監督・脚本:ペーター・ヘングル 製作:ローラ・バサラ 撮影監督:ガブリエル・クラヤネック 編集:ゼバスティアン・シュライナー 美術:ピア・ヤロス 衣装:マルレーネ・プレイル 音楽:ペーター・クーティン
出演:ピア・ヒアツェッガー、ニーナ・カトライン、ミヒャエル・ピンク、アレクサンダー・スラデック
2022年/オーストリア/ドイツ語/97分/ビスタ/5.1ch/字幕翻訳:吉川美奈子/原題:FAMILY DINNER/レイティング:PG12
配給:クロックワークス
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