ソフィア・コッポラ「プリシラ」、エルヴィスと恋に落ちた少女の日々を映す予告編

 

エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた14歳の少女プリシラ。その魅惑的ながらも戸惑いと孤独を募らせていく日々を描き、第80回ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞(ケイリー・スピーニー)に輝いたソフィア・コッポラ監督作「プリシラ」が、4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。

 

 

ポスタービジュアルに据えられたのは、プリシラとエルヴィスの挙式シーン。現実のプリシラが着用したウェディングドレスはデパートの既製品だったというが、本作では衣装担当のステイシー・バタットがシャネルと共に制作した。「形は本物のドレスと同じです。ヴィルジニー・ヴィアール(2019年からシャネルのクリエイティブディレクター)の現代的なレース細工の影響を受けています」(バタット)。

コッポラ監督は「ドレスのお披露目の日はとても興奮しました。すべてハンドメイドのレースで、最高にゴージャスです。これに身を包んだケイリーには目を奪われました」と振り返る。

一方でエルヴィス役のジェイコブ・エロルディが着用したタキシードは、ヴァレンティノとコラボした一着。「目を見張るような出来栄えで、ふたつの老舗高級メゾンと仕事ができて、とても光栄です」(バタット)。

 

 

予告編はスペクトラムの『How You Satisfy Me』にのせてプリシラの軌跡を紹介。「プリシラの物語を初めて読んだとき、普通と全然違う状況なのに、こんなにも共感できることに衝撃を受けました。私たちは彼女をエルヴィスの隣にいる印象的な人物として見ているけれど、それ以上のことは知らない。私はもっと語るべきストーリーがあるはずだと感じたのです」というコッポラ監督の思いが結実した物語へ、期待を煽る。

音楽を手掛けたのは、監督の夫トーマス・マーズがボーカルを務めるポップロックバンドのフェニックス。50〜70年代の要素を落とし込んだというサウンドが、プリシラに伴走する。

 

 

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配給:ギャガ

▶︎ ソフィア・コッポラがエルヴィス・プレスリーと元妻の恋を描く「Priscilla」(原題)

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