「春江水暖」の俊英グー・シャオガンが新たに紡ぐ“山水映画”「西湖畔に生きる」

 

山水画に着想を得た「春江水暖〜しゅんこうすいだん」(2019)で注目されたグー・シャオガン監督が、世界遺産である西湖のほとりを舞台に母と息子の物語を紡いだ「西湖畔(せいこはん)に生きる」が、9月27日(金)より新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。国際版ポスターと場面写真が到着した。

 

 

中国茶の最高峰〈龍井茶〉の生産地に暮らす母と息子。母は茶畑で働いていたが、あるきっかけでマルチ商法にはまってしまう。息子はどうにか救い出そうとするが……。釈迦の十大弟子のひとりである目連が地獄に堕ちた母を救う故事『目連救母』にインスパイアされた物語が展開。

息子役を『長歌行』のウー・レイ、母役を『清越坊の女たち~当家主母~』のジアン・チンチンが務め、音楽を「花様年華」「陰陽師」の梅林茂が手掛ける。

 

 

第17回アジア・フィルム・アワードではジアン・チンチンが最優秀主演女優賞を受賞し、第36回東京国際映画祭コンペティション部門にも出品された。「春江水暖」に続くグー・シャオガンの“山水映画”第2弾として注目したい。

 

 

「西湖畔(せいこはん)に生きる」

監督:グー・シャオガン(顧暁剛)
撮影監督:グオ・ダーミン(郭達明)
音楽:梅林茂
出演:ウー・レイ(呉磊)、ジアン・チンチン(蒋勤勤)、チェン・ジエンビン(陳建斌)、ワン・ジアジア(王佳佳)
原題:草木人間/英語題:Dwelling by the West Lake/2023年/中国映画/118分
配給:ムヴィオラ、面白映画
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