取調室でヨガを披露。「あんのこと」河合優実と佐藤二朗の共演シーン公開
「SR サイタマノラッパー」「ビジランテ」の入江悠監督が、主演に河合優実、共演に佐藤二朗と稲垣吾郎を迎え、“少女の壮絶な人生”を綴った新聞記事をもとに描いたヒューマンドラマ「あんのこと」が、6月7日(金)より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国で公開される。薬物使用の疑いで補導された杏(河合優実)が型破りな刑事・多々羅(佐藤二朗)に取り調べを受けるシーンの映像が到着した。
反抗的な杏を前に、多々羅が始めたのは、なんとヨガ。この奇妙な出会いを経て、二人の運命が絡んでいく。佐藤二朗は「河合優実さんとは初めての共演でしたが、素晴らしかったですね。役の捉え方というか、僕は22年くらいになりますけど、10年くらいかけて気づいたことを彼女はもう知っている。良い俳優を見つけることができました」とコメントしている。俳優陣の印象的な演技とともに、心揺さぶる物語を見届けたい。
Story
幼い頃から母に暴力を振るわれ、十代半ばより売春を強いられてきた杏。覚醒剤を使った容疑で補導され、取り調べで出会ったのは、風変わりな多々羅刑事だった。大人を信用したことのない杏だが、見返りを求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に心を開いていく。
一方で週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、取材を進めていた。
そんな折に新型コロナウイルスが流行し、やっと手にした居場所や人との繋がりをあっという間に失った杏。孤立して苦しむ中、シェルターの隣人から思わぬ頼みごとをされるが……。
© 2023『あんのこと』製作委員会
配給:キノフィルムズ