「至福のレストラン/三つ星トロワグロ」マルシェでの買い出しシーン映像&著名人コメント公開

 

巨匠フレデリック・ワイズマンが、親子3代でミシュランの三つ星を55年間持ち続けるフレンチレストランの最高峰〈トロワグロ〉の秘密に迫ったドキュメンタリー「至福のレストラン/三つ星トロワグロ」が、8月23日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

4代目オーナーシェフのセザールが朝のマルシェで買い出しをする冒頭シーンの映像、ならびに著名人のコメントが到着した。

 

 

〈コメント〉

4時間もの大作!しかしこれは、飽くことなく見入ってしまう。実り豊かな自然との対話を通じ、インスピレーションと熟練の技術とが織りなす、目も綾なる料理の数々。「食べる」という人間の行為の、最も洗練された、美しい祝福。フランス料理の究極のエスプリを体験されたし!
──平野啓一郎(小説家)

愛され続け継承される料理という壮大な芸術作品がどのように生み出されるのか
その想像力、感性、知性、情熱、追求、視野、勤勉さ、映画を見終わると自分の経験としてその時間が刻まれることでしょう
94歳の監督が向けた眼差しの先と時間はドキュメンタリーの真髄であった
──野村友里(eatrip主宰/料理人)

フレデリック・ワイズマンの新作『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』を見ていて驚かされるのは、料理に携わる人たちにとっての言葉の役割の大きさだ。彼らは頭の中でその日のメニューを完成し、共有する。しかし、それが余すことなく我々に伝えられるのは、優れたマイク技術、そして被写体の近くにとどまる撮影者たちの力による。ワイズマンは90歳を超えた今も自分でマイクを振っているのだろうか? 料理と映画の「技術の粋(すい)」が出会う、その至福。
──濱口竜介(映画監督)

レストランの仕事はオーケストラのようだ。テーブルに座った私達の目には見えない、たくさんの心遣いがあるからこそ、忘れられない思い出になるのだろう。 私は家庭料理が好きだ。でも、久しぶりにゆっくりと、レストランで食事をしたくなった。
──タサン志麻(家政婦)

ここまでキッチンを見せるレストランも映画も僕は知らない。
毎日試行錯誤して、話し合う、その繰り返えしで三つ星を55年獲得し続けている。
三つ星の料理はディテールの積み重ね。あれがグランメゾン、あれがトロワグロ。
食に興味のある方、特に料理人には観てほしい。
──三國清三(料理人)

終わらない探求と試行。
’It's never finished. It’s always in the movement’ と語るミッシェル・トロワグロ氏の言葉と実践に、90代になっても映画を撮り続けているワイズマンの姿が重なって見えた。
──小田香(映画作家)

人に、時間を、空間を、料理を、そして幸せを提供することの意義と、プロフェッショナルとは?を、改めて考えさせられた。
──田崎真也(ソムリエ)

プロの料理人たちの真剣な眼差しに、時間を忘れて魅了されました。
料理の一つひとつが愛にあふれ、レストランを囲む田園風景が美しく、地球に生きている喜びを感じずにはいられません。
こんなにも素敵なレストランが、この星に存在するのですね!
──小川糸(小説家)

「自然を支配する人々」(旧約聖書)の土壌を知り・感覚所与を記号化した新しい農業(biodynamie)と、あまりにも人間的な料理(gastronomie)の仕事・・が描かれている。
──土井善晴(料理研究家)

家族の肖像画の内側から現れる、フランス料理の真実。
洗練と素朴が睦み合うひと皿、ひと皿に圧倒的な説得力がある。
──平松洋子(エッセイスト、作家)

 

 

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配給:セテラ・インターナショナル

▶︎ フレデリック・ワイズマンが料理芸術に迫る。「至福のレストラン/三つ星トロワグロ」

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