第39回インディペンデント・スピリット賞ジョン・カサヴェテス賞受賞「フォーチュンクッキー」予告編解禁

 

第39回インディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞を受賞した、フォーチュンクッキーをきっかけに、孤独な女性が新たな一歩を踏み出す姿をオフビートなユーモアを交えて描いた「フォーチュンクッキー」が、6月27日(金)よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷ホワイトシネクイント、アップリンク吉祥寺ほか全国公開となる。予告編が解禁した。

 

 

予告編は、カリフォルニア州フリーモントにあるフォーチュンクッキー工場で働くドニヤの姿から幕を開ける。孤独な日々を何とかしたいと思いながら、簡単には憂鬱な気分から抜け出せずにいたドニヤに、ある日転機がやってくる。フォーチュンクッキーのメッセージを書いていた女性が急死、ドニヤが後任を務めることになったのだ。次第に「幸せになりたい」「恋をしたい」という心の声に向き合っていくドニヤは、新たな出会いを求めて、フォーチュンクッキーのメッセージの一つに自分の名前と電話番号、そして「どうしようもなく幸せになりたい」と書いた特別なメッセージを紛れ込ませる。果たして彼女を待ち受ける甘くてほろ苦い運命の行方は……。今後の展開を期待させる予告編となっている。

 

また、カリフォルニア州出身で、本作の舞台となる中規模都市のフリーモントを良く知るライター・研究者の竹田ダニエル氏よりオピニオンコメントが到着。『フォーチュンクッキーに書かれた『運命の言葉』を、あなたはデタラメだと思うかもしれない。でもその紙切れに書かれた一文が、運命を動かすきっかけになるかもしれない。ここではない、もう少しマシなどこかへ、連れて行ってくれるかもしれない。出会いと希望さえ、信じていれば。』と未来へのささやかな希望をくるんだ本作にあたたかく寄り添った。

 

 

Story
カリフォルニア州フリーモントにあるフォーチュンクッキー工場で働くドニヤは、アパートと工場を往復する単調な生活を送っている。母国アフガニスタンの米軍基地で通訳として働いていた彼女は、基地での経験から、慢性的な不眠症に悩まされている。ある日、クッキーのメッセージを書く仕事を任されたドニヤは、新たな出会いを求めて、その中の一つに自分の電話番号を書いたものをこっそり紛れ込ませる。すると間もなく1人の男性から、会いたいとメッセージが届き……。

 

「フォーチュンクッキー」
監督:ババク・ジャラリ 
脚本:カロリーナ・カヴァリ、ババク・ジャラリ 
出演:アナイタ・ワリ・ザダ、グレッグ・ターキントン、ジェレミー・アレン・ホワイト
2023年/アメリカ/英語、ダリー語、広東語/91分/モノクロ/1.37:1/5.1ch 原題:FREMONT 字幕:大西公子 配給:ミモザフィルムズ
© 2023 Fremont The Movie LLC 

特別なメッセージがもたらす、甘くてほろ苦い運命「フォーチュンクッキー」

 

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