Vシネマ版「呪怨」「呪怨2」が誕生25周年に4K&5.1chサラウンド版で公開
Jホラー黎明期に生み落とされたVシネマ版の「呪怨」「呪怨2」が、制作25周年に合わせ、清水崇監督の監修により4K&5.1chサラウンド化。8月8日(金)より新宿バルト9などで、初めて正式に劇場公開される。新規ビジュアルと予告編が到着した。
リリース時にはレンタルビデオ店にひっそりと置かれていた2作だが、口コミで評判となり、劇場版制作、ハリウッドリメイク、ゲーム化、ノベライズ、コミカライズへと発展していった。自由度が高いVシネマならではの独特の禍々しさに、震えること必至だ。
清水崇監督コメント
劇場公開こそされなかったけれど、人生初の長編だったVシネマ作品が、四半世紀を経て、顧みられるとは思ってもいませんでした。当時の僕は、与えられた企画にチャンスを感じつつ、ただただ夢中で、70分越えの2本撮りに9日間の撮影期間で臨みました。提示されたお題は「怖ければ!」だけ…幼少期から怖がりだった自分が膨らませていた怖い妄想の限りを吐き出しました。右も左もわからぬ若造に機会をくださり、支えて下さった方々に感謝です。若さゆえの勢いや歪さが今の皆さんにどう映るのか?今こうして劇場で陽の目を見るのは、嬉しい反面……正直、気恥ずかしいばかりです。
「呪怨〈4K:Vシネマ版〉」
不登校児童である佐伯俊雄の家庭を訪れた、担任教師の小林。彼は俊雄の母・伽椰子と大学時代の同級生だった。家には俊雄しかおらず、置かれていた伽椰子の日記には、小林への異常ともいえる想いが綴られていた。やがて小林の携帯電話に着信が入る……。時は移り、その家には村上家が暮らしていた。長女の柑菜は従妹の由紀に勉強を教わっていたが、用事を思い出して中学へ向かう。一人で残された由紀は、家にただならぬ気配を感じる……。
監督・脚本:清水崇
出演:柳ユーレイ(現・柳憂怜)、栗山千明、三輪ひとみ、三輪明日美、藤貴子、吉行由実、松山鷹志、洞口依子
2000年/日本/70分/5.1ch/スタンダード/カラー/DCP/映倫:G
「呪怨2〈4K:Vシネマ版〉」
不動産業者の鈴木達也は、霊感のある妹の響子に事故物件を見てもらう。そこには響子の想像を超える気配が立ち込めていたが、ほどなく北田夫妻が入居。響子がその家にまつわる逸話を集める中、達也の息子である信之に異変が起きる。離婚した達也が信之と暮らす団地の部屋は、かつて小学校教師の小林が妊娠中の妻と過ごした場所だった……。
監督・脚本:清水崇
出演:大家由祐子、芦川誠、藤井かほり、斎藤繭子、藤貴子、でんでん、諏訪太朗、ダンカン
2000年/日本/76分/5.1ch/スタンダード/カラー/DCP/映倫:G
配給:東映ビデオ
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公式サイト:https://www.toei-video.co.jp/juon4k/