小松菜奈×坂口健太郎がダブル主演、RADWIMPS書き下ろしの音楽・主題歌で紡ぐ、涙よりも切ないラブストーリー「余命10年」が3月4日(金)に全国公開される。
原作は2017年の発売以来、切なすぎる恋愛小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在すでに65万部を突破している同名ベストセラー(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」で大賞を受賞するなど、書店員からも映像化希望の声が多く上がっていた。
映画化にあたってメガホンをとったのは、第43回日本アカデミー賞6部門で受賞した「新聞記者」の藤井道人監督。先日のジャパンプレミア後には、SNSで「作品にかける監督とキャスト陣の思い聞くと改めて見たくなる」「藤井監督が撮るラブ・ストーリー、予告だけで美しくて切ない映像、公開が待ち遠しい」といった声が溢れ、公開に向けて期待が高まっている感動作だ。
自らの余命が10年だと知り、生きることに執着しないためにもう恋はしないと心に決めた茉莉(小松菜奈)。生きることに迷い自分の居場所を見失った和人(坂口健太郎)。そんな2人が惹かれ合い、互いを想って生きた“10年間”が、四季の移ろいとともに描かれる。
ありふれた毎日を楽しむ理想的カップル
2月14日(月)のバレンタインデーに合わせ、茉莉&和人のスチールが一挙解禁。満開の桜の下で笑顔溢れる2人や、手持ち花火を楽しむ夏、東京スカイツリー展望台での2ショット、冬の雪山デートを楽しむ自撮り写真など、幸せな時間を切り取ったものばかり。
このように小松と坂口が見せる、ありふれた毎日を楽しむ等身大の姿は約1年間の撮影を通じて徐々に作られ、その中で被写体とカメラの距離にも変化があったという。撮影監督の今村圭佑は「最初の頃はドキュメンタリー風に撮りたいという気持ちもあったので、ちょっと離れたところから客観性を持って撮ろうとしていたんです。でも時間が経つにつれて、カメラが2人に近い方がこの作品に合っているのかなと。小松さんや坂口さんの気持ちが季節ごとに変わっていったように、2人に対する僕たちの距離感も変わっていったと感じています」と振り返り、藤井道人監督も「季節の移り変わりによる暑さや寒さ、匂い、体温などと共に、それらが役者陣のお芝居にもたらすものをしっかり捉えたいという思いがありました」と語る。小松と坂口が茉莉と和人として春夏秋冬を過ごすことで、リアルに描き出された20代男女のカップル像に注目だ。
Story
20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉。生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。同窓会で再会した2人は惹かれ合い、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。思い出の数だけ失われていく時間──彼らが最後に選んだ道とは?
「余命10年」
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫NEO刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和、渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records / EMI)
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【コピーライト】©2022映画「余命10年」製作委員会
【原作書影クレジット】文芸社文庫NEO刊
【映画公式ツイッター/インスタグラム】@yomei10movie #余命10年
【映画公式サイト】yomei10-movie.jp