“海の奴隷”を追った衝撃ドキュメンタリー!
- ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇
- 2022年02月15日
騙され、拉致され、「海の奴隷」として漁船で働かされる男たち。彼らを救うべく一人のタイ人女性が命がけの航海へと漕ぎ出していく──。「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」が5月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開決定、ポスタービジュアルも到着した。
「海の奴隷」が私たちの食卓に並ぶ魚を捕っている
あなたの買っているシーフードやペットフードは「海の奴隷」が捕ったものかもしれない。信じられないかもしれないが、現代にも奴隷が存在し、世界有数の水産大国であるタイには、人身売買業者に騙されるなどして漁船で働かされている「海の奴隷」が数万人存在するといわれている。
日本は決して無関係ではない。日本はタイからの水産物輸入が世界第2位で、ツナ缶やエビなどを輸入している。キャットフードの約半分はタイ産だ。安さの裏側で犠牲になっている人々が存在する。
本作は、タイの漁船から離島に逃げた人々を捜索し、救出すべく命がけの航海に出るタイ人女性、パティマ・タンプチャヤクル(2017年ノーベル平和賞ノミネート)たちの活動を追う。奴隷労働5年、7年、12年──。ミャンマー、ラオス、カンボジアなど貧困国から集められ、売り飛ばされた男性たちをパティマらは救えるか? 私たちの生活と密接に繋がりながらも、私たちが知ることのないシーフード産業の闇に迫る衝撃作だ。
©Vulcan Productions, Inc. and Seahorse Productions, LLC
「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」
監督:シャノン・サービス、ジェフリー・ウォルドロン
撮影:ジェフリー・ウォルドロン、ベイジル・チルダース、アレハンドロ・ウィルキンズ、ルーカス・ガス
プロデューサー:ジョン・バウアマスター、シャノン・サービス
出演:パティマ・タンプチャヤクル、トゥン・リン
特別協力:WWFジャパン
後援:Chefs for the Blue、Environmental Justice Foundation、IUU 漁業対策フォーラム、セイラーズフォーザシー、シーフードレガシー、UMITO Partners
配給:ユナイテッドピープル
2018年/アメリカ/90分/カラー/16:9
英題:Ghost Fleet