ムック|キネ旬総研エンタメ叢書 『ぴあ』の時代
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1972年7月、『ぴあ』創刊。2011年7月、『ぴあ』休刊。“日本初の情報誌”の誕生から隆盛を綴る、渾身の「ぴあ年代記」
目次・中身確認
表紙・巻頭特集
定価 | 1300円+税 | ページ数 | 264 |
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刊行 | キネマ旬報社 | 発行日 | 2011年12月中旬 |
判型 | 四六判 | ISBN | 978-4-87376-385-9 |
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1972年7月、『ぴあ』創刊。2011年7月、『ぴあ』休刊。“日本初の情報誌”をゼロから作り上げた大学生たちの、輝ける青春の軌跡。
1971年、中央大学の3年生だった矢内廣とその仲間たちは、自分たちが欲しい情報が載った雑誌を自分たち自身で作ろうと考えた。
そして1972年7月、安アパートから手探りで創刊された日本初の情報誌『ぴあ』は、やがて誰もが知る50万部雑誌へと成長していく。
映画専門出版社の社員として、ひとつの雑誌の誕生から終焉までを目撃してきた筆者が、綿密な関係者取材によって綴る、渾身の「ぴあ年代記」。
『ぴあ』の時代 読者の皆様からの感想は コチラ から
1971年、中央大学の3年生だった矢内廣とその仲間たちは、自分たちが欲しい情報が載った雑誌を自分たち自身で作ろうと考えた。
そして1972年7月、安アパートから手探りで創刊された日本初の情報誌『ぴあ』は、やがて誰もが知る50万部雑誌へと成長していく。
映画専門出版社の社員として、ひとつの雑誌の誕生から終焉までを目撃してきた筆者が、綿密な関係者取材によって綴る、渾身の「ぴあ年代記」。
『ぴあ』の時代 読者の皆様からの感想は コチラ から
内容 / Detail
【目次より】
序章 『ぴあ』の休刊
第1章 『ぴあ』の胎動
●甘納豆ビジネス
●パイオニア創業者からの手紙
●上京、新宿へ
●学生運動に翻弄されて
●中大映画研究会
●映画の森へ
●運命の出会い
●自分たちに必要なもの
●時代が『ぴあ』を求める
第2章 『ぴあ』の誕生
●アパートで編集会議
●父親の30万円
●奇跡の“出会い系人脈”
●読者と“対等”であること
●立ち込める暗雲――流通の壁
●ふたりの救世主
●押入れの8000部
●汗だくの飛び込み営業
●8万人の潜在読者
●飛躍の切り札――「マルぴ」作戦
●高須基仁の協力
●及川正通を口説き落とす
●『ぴあ』に集う人々
●最後の自前配本
第3章 『ぴあ』の躍進
●取次との攻防
●映画業界に即応する『ぴあ』
●映画ファンと名画座に支えられて
●イベントに結実する読者とのつながり
●オールナイト、34時間ぶっ通し
●「ぴあ展」で成長した『ぴあ』
●マガジンハウスカルチャーの対極にあるもの
●ぴあの社員教育
●『ぴあMAP』と『ぴあ手帳』
●押し寄せる「ニューメディア」の波
●「ぴあ世代」の映画監督たち
●隔週化する『ぴあ』
●世界の作家に目を向ける
●歌舞伎町を疾走!
●「ぴあフィルムフェスティバル」誕生
第4章 『ぴあ』の挑戦
●目白押しのイベント
●“残り半分”
●『CALENDAR』の試行錯誤
●トリュフォーを呼びたい
●フライト代はトリュフォーが負担
●ヌーヴェルバーグの旗手、来日す
●「チケットぴあ」プロジェクト、始動
●電電公社のトップに接見
●チケット検印問題
●プレスタートは「キャッツ」
●“そっちの勢力”に対する対策
●ぴあをやっている意味
第5章 『ぴあ』の成熟
●絶妙の3人体制
●「よし、やろう」――PFFスカラシップ
●ラテン系に振り回される
●スカラシップ作品の1作目
●85年、レンタルビデオ元年
●ビデオ市場の誕生がもたらしたもの
●ビデオブームを背景としたPFF
●ネット以前の映画バイブル『ぴあシネマクラブ』
●黒川文雄の退社
●より広範なエンタテインメントの地へ
●ホウ・シャオシェン秘録
第6章 『ぴあ』の時代
●駆け抜けた、最後の昭和
●変わりゆく組織とぴあ
●変わりゆく人とぴあ
●ふたりの恩人
あとがき
付録 『ぴあ』の時代 年表
【著者】掛尾良夫
かけお・よしお。1950年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。広告代理店を経て、78年にキネマ旬報社入社。NHKサンダンス国際賞の立ち上げ、韓国の映画週刊誌「シネ21」との提携、「キネマ旬報」編集長などを歴任後、04年10月、キネマ旬報映画総合研究所所長に就任。10年4月、同エクゼクティブディレクターに就任。主な編・著作に『外国映画ビジネスが面白い』『映画プロデューサー求む』『映画プロデューサーの基礎知識』。WOWOWドキュメンタリー「映画人たちの8月15日」(2011)の企画も手掛ける。
序章 『ぴあ』の休刊
第1章 『ぴあ』の胎動
●甘納豆ビジネス
●パイオニア創業者からの手紙
●上京、新宿へ
●学生運動に翻弄されて
●中大映画研究会
●映画の森へ
●運命の出会い
●自分たちに必要なもの
●時代が『ぴあ』を求める
第2章 『ぴあ』の誕生
●アパートで編集会議
●父親の30万円
●奇跡の“出会い系人脈”
●読者と“対等”であること
●立ち込める暗雲――流通の壁
●ふたりの救世主
●押入れの8000部
●汗だくの飛び込み営業
●8万人の潜在読者
●飛躍の切り札――「マルぴ」作戦
●高須基仁の協力
●及川正通を口説き落とす
●『ぴあ』に集う人々
●最後の自前配本
第3章 『ぴあ』の躍進
●取次との攻防
●映画業界に即応する『ぴあ』
●映画ファンと名画座に支えられて
●イベントに結実する読者とのつながり
●オールナイト、34時間ぶっ通し
●「ぴあ展」で成長した『ぴあ』
●マガジンハウスカルチャーの対極にあるもの
●ぴあの社員教育
●『ぴあMAP』と『ぴあ手帳』
●押し寄せる「ニューメディア」の波
●「ぴあ世代」の映画監督たち
●隔週化する『ぴあ』
●世界の作家に目を向ける
●歌舞伎町を疾走!
●「ぴあフィルムフェスティバル」誕生
第4章 『ぴあ』の挑戦
●目白押しのイベント
●“残り半分”
●『CALENDAR』の試行錯誤
●トリュフォーを呼びたい
●フライト代はトリュフォーが負担
●ヌーヴェルバーグの旗手、来日す
●「チケットぴあ」プロジェクト、始動
●電電公社のトップに接見
●チケット検印問題
●プレスタートは「キャッツ」
●“そっちの勢力”に対する対策
●ぴあをやっている意味
第5章 『ぴあ』の成熟
●絶妙の3人体制
●「よし、やろう」――PFFスカラシップ
●ラテン系に振り回される
●スカラシップ作品の1作目
●85年、レンタルビデオ元年
●ビデオ市場の誕生がもたらしたもの
●ビデオブームを背景としたPFF
●ネット以前の映画バイブル『ぴあシネマクラブ』
●黒川文雄の退社
●より広範なエンタテインメントの地へ
●ホウ・シャオシェン秘録
第6章 『ぴあ』の時代
●駆け抜けた、最後の昭和
●変わりゆく組織とぴあ
●変わりゆく人とぴあ
●ふたりの恩人
あとがき
付録 『ぴあ』の時代 年表
【著者】掛尾良夫
かけお・よしお。1950年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。広告代理店を経て、78年にキネマ旬報社入社。NHKサンダンス国際賞の立ち上げ、韓国の映画週刊誌「シネ21」との提携、「キネマ旬報」編集長などを歴任後、04年10月、キネマ旬報映画総合研究所所長に就任。10年4月、同エクゼクティブディレクターに就任。主な編・著作に『外国映画ビジネスが面白い』『映画プロデューサー求む』『映画プロデューサーの基礎知識』。WOWOWドキュメンタリー「映画人たちの8月15日」(2011)の企画も手掛ける。