「トゥルーライズ」のストーリー
政府の最高機密機関オメガ・セクターの諜報員ハリー・タスカー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、相棒のギブ(トム・アーノルド)と共に、スイスの兵器商人の邸宅からコンピュータ・ファイルの情報を奪うことに成功。彼の正体は極秘であり、家族にはコンピュータのセールスマンということになっていた。夫がスパイとは夢にも思わぬ妻のヘレン(ジェイミー・リー・カーティス)は15年目の結婚生活に退屈さを覚え始め、14歳の娘デイル(エリザ・ダシュク)は不良少女になりかけている。ハリーの入手したファイルから、武器商人よりアラブ系のテロリスト集団″紅のジハド″へ1億ドル以上もの使途不明金が流れていることが判明。上司のトリルビー(チャールトン・ヘストン)は、リーダーのアジズ(アート・マリク)の身辺を洗うよう命じる。敵には国際的な古美術商と名乗る謎めいた美女ジュノー(ティア・カレル)も加わっていた。ハリーとギブは追跡を開始するが、ショッピングモールで敵に襲撃される。ハリーは馬を駆ってアジズをホテルの屋上に追い詰めたものの、逃げられてしまう。一方、ヘレンはサイモン(ビル・パクストン)という男と密会を重ねており、妻の浮気を疑うハリーは、公私混同で組織の力を総動員して2人を追跡。彼は顔を見られぬようにヘレンを軟禁して尋問に及んだところ、彼女は夫を愛していると答えた。ハリーは妻の真意を試すため、言葉巧みにホテルの部屋に誘い出すが、その場に踏み込んできたアジズ一味によって妻共々捕らえられる。彼女は夫がスパイだと初めて知って驚く。テロリストたちは米国内で核弾頭を爆発させる計画を進めていた。ハリーはヘレンとの連携プレイで敵を倒し、核弾頭の米国内での爆破をくい止めた。だが、逃走したアジズはデイナをさらい、残る1個の核弾頭と高層ビルに立てこもる。ハリーはハリアー戦闘機を操縦して現場に急行。アジズとの死闘の末に、爆破は未然に防げた。一年後、夫婦でスパイ活動に励むタスカー夫妻の姿があった。