「フランケンウィニー(1984)」のストーリー

ヴィクター・フランケンシュタイン少年(バレット・オリヴァー)は、可愛がっていたブルテリア犬のスパーキーが車に轢かれて哀しみに暮れていた。彼はある日、学校の理科の授業で行った、蛙に電流を流す実験にヒントを得て、スパーキーを蘇生させようとする。深夜、墓地の墓を暴いて死体を継ぎ合わせ、家庭にある材料に改良を加え、嵐の夜、落雷のエネルギーを浴びさせることによってスパーキーは生き返った。ヴィクターはママのスーザン(シェリー・デュヴァル)やパパのベン(ダニエル・スターン)にも内緒で、こっそり自分の部屋でスパーキーを飼い始めた。だが、彼の留守中にスパーキーは家を抜け出す。生前とはうってかわったグロテスクな容貌に、街の人々は恐怖し大騒ぎになる。怪物扱いされたスパーキーは人々に追われ、荒野の風車小屋に逃げ込む。ヴィクターも駆けつけるが小屋が火事となって逃げ遅れ、スパーキーは彼を助けて死ぬ。街の人々はその姿に心を打たれ、車のバッテリーをスパーキーの電極に繋いで電流を流し、蘇らせた。スパーキーには、自分と同じように蘇生した″恋人″の犬もできて、めでたしめでたし。