「ショーガール(1995)」のストーリー
トップダンサーを目指すノエミ(エリザベス・バークリー)はヒッチハイクでラスベガスにやって来た。超高級ホテル「スターダスト」で開催中のショー〈女神〉の衣装係、モリー(ジーナ・ラヴェラ)と親友になったノエミは〈女神〉のトップスター、クリスタル(ジーナ・ガーション)を紹介してもらうが、彼女に冷たくあしらわれる。その夜、ノエミがヌードダンサーとして踊っている三流のクラブ「チーター」に、恋人であり〈女神〉の興行主でもあるザック(カイル・マラクラン)を連れたクリスタルが訪れた。クリスタルはノエミに、ザックを大胆に挑発するプライベート・ダンスを踊るように命じる。屈辱的なダンスは、いつしか男女3人のラヴ・ゲームに変わり、ザックはノエミに圧倒され、クリスタルもまた彼女に魅了される。翌日、ノエミは〈女神〉の関係者にスカウトされ、オーディションに合格した。実はクリスタルが裏で手を回しており、彼女はノエミにかつての自分を見ていた。ある日、クリスタルの控えの代役が仲間の策謀でケガをする。その夜、ザックと寝たノエミは代役を決めるオーディションがあることをベッドで聞いた。選考会でザックはノエミを選ぶが、クリスタルは彼女の実力を認めながらも、代役は許さなかった。クリスタルは楽屋でもステージでもノエミを執拗に挑発し、追い詰めていく。ある時、舞台終了直後、ノエミは階段でクリスタルの背中を押して重傷を負わせた。主役にはノエミが大抜擢され、彼女はベガスの新しいスターとなる。華やかなパーティーの席でノエミはモリーに、彼女が大ファンの人気歌手アンドリューを紹介するが、モリーは彼にレイプされた。騒ぐノエミにザックは「金でカタをつけろ」と言い、それでも引き下がらないノエミに彼女が隠してきた過去の悲惨な家族関係、麻薬や売春の逮捕歴を暴く。「俺がスターにしてやる」と言う彼に唾を吐いて去るノエミ。入院中のクリスタルを見舞ったノエミは、引退の時期を図っていた彼女の真意を知る。アンドリューの部屋を訪れたノエミは、彼にナイフを突きつけ、何度も激しく蹴り上げた。そして彼女はベガスを後にし、新しい街を目指して去っていった。