「空中大曲芸団」のストーリー

「世界第一大曲馬」の看板を掲げたポップ・ガーナーのサーカス団一行が、とある小さな町へやって来た時、それと前後してドク・メイの一座が同じ町に巡業して来た。メイ一座が成功しているのを見てガーナー・サーカス団の支配人ジョウはこの商売仇を潰そうと計画を立てる。これを知ったガーナーの養女マリアンは父親を説いてメイ一座と合同するようにすすめる。話は円満に進んで合同ここに成立。メイ夫妻は道化師となり、メイと共に働らいていたゲリーは唄い手としてサーカス団に加わる。その内ゲリーはマリアンと恋に陥ちる。マリアンはガーナーの養女であると同時に空中曲芸の花形であったが彼女とゲリーとの親しさは急速にすすんで2人は結婚する約束までするに至った。従ってゲリーはガーナー一座にとって大切な一員となった。これを不快に思った支配人のジョウは昔馴染のトリキシーと一策を案じゲリーに酒を飲ませて陥れた。トリキシーの腕に抱かれたゲリーを見たマリアンは恋人の真実を疑い、悲しみの末、空中離れ業の危険な曲芸の最中に足を踏みすべらして墜落重傷を負う。しかもこの不祥事の中にサーカス団の積立保證金が何者かに奪われ嫌疑は不幸ゲリーにかかって彼は囹圄の身となる。がドク夫妻と親方ガーナーはトリキシーが真犯人なることを探知する。そこで彼女を取調べるとトリキシーは空中曲芸中の出来事その他一切を白状する。ゲリーが青天白日となって帰って来た時マリアンの傷も全快し再び空中に妙技を振う日も来た。割れ返るような大入満員の興行を終え巨像を先頭に長蛇の如きサーカス団は次ぎの目的地へ旅をつづけて行った。

今日は映画何の日?

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