「パウダー」のストーリー

嵐の夜、雷に打たれた妊婦が担ぎこまれてきた。奇蹟的に赤ん坊を産んで間もなく、母親は息を引き取った。数年後、テキサス州イートン、郊外の農家で老人の死体が発見された。彼の孫息子パウダー(ショーン・パトリック・フラナリー)は施設に引き取られることになった。初めて見る外の世界。施設でいじめにあうパウダーだが、彼の不思議な力の前には、いじめっ子もなすすべがない。高校に通い始めたパウダーは物理の実験中に失神する。物理の教師ドナルド・リプレイ(ジェフ・ゴールドブラム)は彼の身体があらゆる電気エネルギーを引きつける存在であることを確信した。知能テストが行われ、パウダーは世界で一番知能が高いと判断された。彼に心を開く人が増えた。町のカーニバルの日、クラスメートのリンゼー(ミッシー・クライダー)と初めての口づけを交す。だがリンゼーの父親に仲を引き裂かれた。パウダーのショックは大きかった。リプレイは彼を慰める。施設を出たパウダーは懐かしい祖父の家へ向かう。心配してやって来たリプレイらの前でパウダーは天使のように飛び立った。