「ニュートン・ボーイズ」のストーリー

1911年、テキサス州コーヴァルド郡。出所したウィリス・ニュートン(マシュー・マコナヘイ)は弟ジェス(イーサン・ホーク)とジョー(スキート・ウーリッチ)、さらにしばらくして脱獄した長兄のドック(ヴィンセント・ドノフリオ)も加えて、人ひとり殺さない鮮やかな手口で次々に銀行強盗を成功させる。FBIのアルドリッチ(ボー・ホプキンス)はニュートン兄弟の逮捕のため全力の捜査を続けるが、彼らはしっぽをつかませない。そうこうするうちに、ウィリスはいつしかホテルのフロント係をしていたルイーズ(ジュリアナ・マルグリーズ)と深い関係に。ルイーズはウィリスの正体を知ってショックを受けるが、彼からシカゴのインペリアル銀行で最後にすると聞いて、彼を許した。ウィリスは強盗で得た金を元手にひと財産築く夢を追っていた。だが、金をつぎこんだ石油発掘が失敗、彼は無一文に。資金援助もした兄弟は彼を責めず、カウボーイを始めた。ウィリスが彼らに負い目を感じていた矢先、彼は300万ドルの現金書留を積んだ郵便列車が通るという情報を知る。かくしてウィリスは兄弟を集め、一世一代、ニュートン最後の強盗の計画を決行するのだった。