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「ジョンQ 最後の決断」のストーリー
ある日突然、少年マイク(ダニエル・E・スミス)が心臓病を患い、昏睡状態に陥る。心臓外科医レイモンド・ターナー(ジェームズ・ウッズ)によると心臓移植しか助かる道はないとのことだが、適応されるはずの保険が利かない。父親のジョンQ(デンゼル・ワシントン)の会社が、勝手に保険ランクを下げていたせいであった。仕事をリストラされ、パートタイマーに格下げされていた彼は、国の補助も受けられない。そこでジョンは、拳銃を手に、病院の救急病棟を占拠する。医師、看護婦、患者らを人質に立てこもり、息子の心臓手術を要求。シカゴ市警のベテラン警部補フランク(ロバート・デュヴァル)とのやりとりの中、世間の注目が集まっていく。やがてジョンはターナーに、自分の心臓を使って手術することを申し出る。だがジョンが自殺する直前、女院長レベッカ(アン・ヘッシュ)の心変わりもあり、マイクに適合する事故死した女性の心臓が手に入り、マイクの命は助かる。そして裁判。ジョンは有罪になるものの、皆にヒーローとして崇められるのだった。