「映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」のストーリー
川で溺れかけていた仔犬のイチを助けたのび太は、人間に捨てられた犬や猫が安心して暮らせる世界を求めて、ドラえもんの機械を拝借して3億年前の地球に彼らの楽園を作ってやる。ところが翌日、ドラえもんたちとイチに会いに行く途中、時空のねじれに巻き込まれ、昨日から千年後の時代に到着してしまった。そこで彼らが見たものは、極度に発展を遂げた“ワンニャン国”。そして、イチにそっくりなハチと言う犬の少年とその仲間に出会ったのび太は、科学者である彼らの両親が大金持ちのネコジャラが経営するアミューズメント・パーク“ネコジャーランド”で行方不明になっていることを聞かされ、彼らと共にネコジャーランドの地下施設に潜入する。そんな矢先、隕石群が飛来。町を破壊した。なんと、地球は36時間後に巨大隕石の落下で全ての動植物が死滅してしまう運命にあったのだ!事態を予見していた政府は、住民に避難勧告を発令し、宇宙船で他の惑星への移住を始めようとするが、ネコジャラはその動力源となる“ノラジウム”を奪い、イチたちの両親に開発させていたタイムマシンで21世紀の地球へ行き、人間社会を支配しようとしていた。それを知ったドラえもんたちは、実は千年前の世界からのび太に会おうとタイムマシンに乗ったものの、時空のねじれに巻き込まれ記憶を失っていたイチ=ハチと共に力を合わせてネコジャラの計画を阻止すると、イチたちが無事旅立ったのを見送り、自分たちも21世紀の地球へと帰っていくのだった。