「釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様」のストーリー

会長になったものの、会社が心配で相変わらず多忙な毎日を送る“スーさん”こと鈴木一之助(三国連太郎)。一方、元気が取り柄の“ハマちゃん”=浜崎伝助(西田敏行)は相変わらず会社よりも釣りが命の日々を過ごしていた。ある日、そんなハマちゃんに思わぬ危機が訪れる。会社の健康診断で再検査の指示を受けてしまったのだ。胃カメラを飲む、飲まないで大騒ぎして、担当である総務部の派遣社員・河井波子(常盤貴子)を困らせる。そんな波子の窮地を助けたのが、ハマちゃんの新しい部下・高田大輔(山本太郎)だった。大輔は実は大企業・高田製薬の御曹司だったが、親の七光りを嫌う、生まじめな若者。スーさんも期待をかけている存在だった。何とか胃カメラを飲んでハマちゃんの再検査は無事に終了。結果は暴飲暴食によるもの、食生活を正すようにとの診断に終わる。ほっとして、晴れて大分県へ社員旅行に出発することになったハマちゃんたち鈴木建設一行。旅行の幹事を努めるのは大分県出身の波子。社員旅行でも釣りのことは絶対忘れないハマちゃんは、波子の兄・康平(竹内力)が漁師であると聞き、さっそく釣りの手配を頼む。翌日、佐伯湾での釣りを満喫するハマちゃんだったが、康平が思いがけない相談を持ちかけてくる。社員旅行で鈴木建設一行を待ち受けるものとは一体……?