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「ラーゼフォン 多元変奏曲」のストーリー
2012年、異次元からの来訪者“MU”の絶対障壁によって外界と隔てられてしまった東京。それから3年、恋人・美嶋遙と別れ別れになっていた高校生の綾人の前に、特務機関“TERRA”の隊員・紫東遙が現れ、彼を障壁の外へ連れ出そうとした。実は、内部との時間進行差によって12歳も年上になっているが、彼女の正体はかつての恋人・美嶋遙。そして綾人はMUとこの世界を変革する力を持った時間調律師であった。遙との脱出中、巨大な神像“ラーゼフォン”に引き寄せられそれに乗り込んだ綾人。眠れる力を覚醒させ、MUの超兵器“ドーレム”を破壊し東京を脱出した彼は、ラーゼフォンでドーレムと戦う決意をする。そんな彼を、名乗ることも出来ないままサポートする遙。だが、ふたりには更なる過酷な運命が待っていた。綾人が真の覚醒を果たしラーゼフォンと一体化したとき、世界は崩壊を迎えるのだ。それを防ぐには綾人を殺さねばならない。しかし、綾人はもうひとりのラーゼフォン奏者である久遠との戦いに打ち勝ち“時の観測者”となり世界を平定させることに成功するのであった。それから60年後、年老いた遙の側には綾人との愛の証である孫娘・玲香がいた…。