「ターザンの憤激」のストーリー

ターザン(レックス・バーカー)は原住民集落で白人の少年を見い出して自分のすみ家に連れ帰った。少年ジョーイは伝道師だった両親がライオンに食い殺されて1人ぼっちだった。ある日、2人の白人に率いられた探検隊が訪れ、エドワードと名乗る1人は自分こそターザンの従姉妹だと言ってターザンの父の日記を見せた。彼らは未開部族のワズリ族がもつダイアモンドが目当てで、ターザンに案内を頼んだ。最初は断ったターザンもジェーン(ドロシー・ハート)の勧めで引き受けた。一行は途中さまざまの苦労をしながら目的地に向かって歩みを進めたが、もう少しのところで獰猛なカンニバル族に襲われ、ターザンの必死の防戦も奏功せず、いよいよ危うくなった。その時ターザンの父を慕うワズリ族が一行を救ってくれた。エドワーズは到着するとすぐ熱病に冒され、ウワ言に”従弟ではない”と言い出した。仲間のロコヴは悪事の発覚を恐れてエドワードをライオンのすむ谷間に落とし、ターザンには誤って落ちたと告げて救出に赴くターザンを崖から射ち落とした。ロコヴは原住民を欺いてダイアモンドをもって逃走し、ただ1人残ったジェーンは原住民の怒りの目標となって処刑されることになった。崖下に気絶していたターザンはジョーイとチータに救われ、ロコヴを捕らえて倒し、処刑寸前のジェーンを救うことができた。