「大地の救い」のストーリー

ロシアの革命を逃れ、王冠の宝石を売り払って飢餓に陥った国民の救済費を得ようと、渡米して来たロシアの貴族ボリスを狙う悪漢団があった。首領カーストリックは宝石に趣味ある富豪を装ってボリスに近付いたが、宝石はボリスの部下が横浜に所持している事を知り、カーストックは一味の悪漢ハンセンとフォーガティーを伴い、ボリスと共に横浜へ向かった。ハンセンはマリーという乙女と恋に陥り、正直に帰ろうと決心したが、卑怯者と罵られて止むなく一味に加わっていた。横浜の某銀行の地下室でハンセンとフォーガティーとは金庫を破って宝石を手に入れた。突如大地震は襲来し、ボリス、ハンセン、フォーガティー、マリー、カーストック等は皆地下室に埋められたまま、数日の間を過ごさなければならなかった。死に直面した彼らは或者は卑しい我欲を或者は聖い同胞愛を起こした。ハンセンはボリスに懴悔し宝石を獲んとするフォーガティーと争った。ボリスはハンセンの代わりになって銃弾に倒れたが、彼はハンセンの改心を知って宝石を渡し、貧民救済事業を続ける事を依頼して死んだ。救い出されたハンセンとマリーとは結婚して新生涯に入る事になった。

今日は映画何の日?

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