「ニューヨークの饗宴」のストーリー

踊り子ジニイ・ウォオカア(エリアナ・パウェル)は、興行師ガス・クレイン(ユージン・ポレット)の大のお気に入りであった。彼女の才能を見込んでいたガスは、息子ガス・ジュニア(デニス・オキーフ)をさしおいて、彼女を自分のショーのプロモーターにした。ジュニアはジニイのやり方があまりに俗受け一方だとすっかりおかんむりであったが、彼女はバレエとサーカスを一緒にした大フロア・ショーを開催したり、キャブ・キャロウエイ楽団らの演奏を映画に収めてタイムス・スクウェアで上映したりW・C・フィイルズらベテラン達を集めたクラブを作ったりしてニューヨーク児を驚かし続けた。この間にもシニイとジュニアの仲違いは直らなかったが、ついに彼が陸軍に入隊することに決まった時、ショーマンの大成功者としての彼女との反目は止み、お互いに秘めた胸中を告げ合うのであった。