「僕のうしろに道はできる 奇跡が奇跡でなくなる日に向かって」のストーリー

特別支援学校教諭の宮ぷーこと宮田俊也さんは、脳幹出血で突然倒れた。元同僚の山元加津子さんのことを、いつもそっとサポートしてくれた宮ぷーだったが、これからは一生四肢麻痺で、意識も戻らず、二度と体を動かすことも、話ができるようになることもないと思われた。しかし、現在は意思伝達装置を使っておしゃべりしたり、車椅子に乗って外出したりすることもできるようになった。奇跡のようだが、これは奇跡ではない。そこには、諦めずにリハビリを続けた宮ぷーと、一緒に歩いた仲間たちがいた。植物状態と思われても回復する可能性が私たちにはあるのだ。宮ぷーのことを知った人たちが生きる喜びを取り戻し、喜びの連鎖が広がっていく。