「パイオニア」のストーリー

1980年代前半、石油ブームに沸くノルウェー。莫大な石油とガスが北海で発見されたことから、石油を運ぶためのパイプラインを海底500メートルに設置するという大規模プロジェクトが、政府によって開始される。このプロジェクトのメインダイバーに抜擢されたのは、ノルウェーを代表するプロダイバー、ペッター(アクセル・ヘニー)とクヌートの兄弟。全てが順調に進んでいると思われたその時、悲劇が起こる。実験ダイブ中にペッターが気絶。これによって発生した作業ミスが原因で、兄のクヌートが命を落としてしまったのだ。上層部の説明に納得できないペッターは、自ら事件の真相を調べ始める。やがて、プロジェクトの裏に隠された大きな陰謀に気付くが、その身には危険が迫っていた……。