「赤い玉、」のストーリー

大学で映画撮影の教鞭をとりながらも、自らは新作映画の撮影に入れないでいる映画監督・時田修次(奥田瑛二)。“映画とは自らの経験が投影されるもの”と考えている時田は、まるで自分が映画の登場人物でもあるかのように、人生を流浪しているようにも見える。新作の脚本に取り掛かる時田の私生活には、唯(不二子)という愛人の存在が根を下ろしているが、その現実から虚構である映画の世界に誘うように、女子高生・律子(村上由規乃)が時田の前に現れる。やがて、世界の境界さえも喪失してゆくように、いつしか律子の存在が時田の人生を狂わせて行く……。

今日は映画何の日?

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