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「殺人鬼を飼う女」のストーリー
キョウコ(飛鳥凛)はビストロで働く美しいギャルソン。だが、彼女の中には、キョウコを愛するレズビアンの直美(大島正華)、ビッチなゆかり(松山愛里)、そして小学生のままのハル(中谷仁美)という複数の人格が存在していた。それは、幼い頃に義父から性的虐待を受け続けたことが原因だった。それでも普段は、それぞれの人格と何とか辻褄を合わせ、共存し、支え合いながら生活していた。そんなある日、マンションの隣人が憧れの小説家・田島冬樹(水橋研二)と知り、恋心を芽生えさせるキョウコ。だが、これをきっかけに、得体の知れない歪みを感じ始めるようになる。時を同じくして、彼女の周りで相次ぐ謎の死。やがて、キョウコの中で保たれていた均衡が崩れ始める……。