- キネマ旬報WEB トップ
- 冬薔薇(ふゆそうび)
- ストーリー
「冬薔薇(ふゆそうび)」のストーリー
ある港町で暮らす渡口淳(伊藤健太郎)は、専門学生であるものの、学校にも行かずに不良仲間とつるんでばかり。友人や女から金をせびってはダラダラと過ごすろくでなしだった。両親の義一(小林薫)と道子(余貴美子)はガット船と呼ばれる船で埋立て用の土砂を運ぶ海運業を営んでいるが、時代と共に仕事は減り、後継者問題にも頭を悩ましながら、何とかやりくりしている。淳と両親との間には会話はほぼなく、埋めようのない溝があった。ある日、淳の仲間が何者かに襲われ、その犯人像に思いもよらぬ人物が浮かび上がる。