冬薔薇(ふゆそうび)

ふゆそうび
上映日
2022年6月3日

製作国
日本

制作年
2022
上映時間
109分

レーティング
PG-12
ジャンル
ドラマ

check解説

「半世界」の阪本順治監督が主演・伊藤健太郎をイメージして脚本を当て書きした人間ドラマ。ある港町。渡口淳は不良仲間とつるみ、他人から金をせびってはだらだらと暮らしていた。ある日仲間が何者かに襲われ、その犯人像に思いがけない人物が浮かび上がる。堕落した生活を送る淳を伊藤健太郎が、淳の両親を「深夜食堂」の小林薫と「ホテルローヤル」の余貴美子が、不良グループのリーダーを「泣き虫しょったんの奇跡」の永山絢斗が演じ、寄る辺ない者たちの物語を紡ぐ。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 脚本家、映画監督
    井上淳一
    阪本さんの描く半径1メートルの周りには無限の世界が広がっている。こんな小さな話をこんなに大きく撮るなんて。高低差激しい監督作群の中で今回は大当たり。若い脚本家、... もっと見る
  • 日本経済新聞編集委員
    古賀重樹
    凡庸な映画に出てくる家族がいとも簡単にわかりあえるのと違って、現実の家族はなかなかわかりあえないし、うまくいかない。そんな、うまくいかない家族のリアリティーを、... もっと見る
  • 映画評論家
    服部香穂里
    ひととのつながりや花咲かせられる居場所を求め続け、未来を思い描いては暗雲を招き寄せてしまう、悲喜こもごもの記録。我が子を扱いあぐねて途方に暮れる親や、道を踏み外... もっと見る

「冬薔薇(ふゆそうび)」のストーリー

ある港町で暮らす渡口淳(伊藤健太郎)は、専門学生であるものの、学校にも行かずに不良仲間とつるんでばかり。友人や女から金をせびってはダラダラと過ごすろくでなしだった。両親の義一(小林薫)と道子(余貴美子)はガット船と呼ばれる船で埋立て用の土砂を運ぶ海運業を営んでいるが、時代と共に仕事は減り、後継者問題にも頭を悩ましながら、何とかやりくりしている。淳と両親との間には会話はほぼなく、埋めようのない溝があった。ある日、淳の仲間が何者かに襲われ、その犯人像に思いもよらぬ人物が浮かび上がる。

「冬薔薇(ふゆそうび)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「冬薔薇(ふゆそうび)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2022
公開年月日 2022年6月3日
上映時間 109分
製作会社 木下グループ
配給 キノフィルムズ
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト https://www.fuyusoubi.jp/
コピーライト (C)2022 「冬薔薇(ふゆそうび)」 FILM PARTNERS

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