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「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」のストーリー
ビー・ジーズは英国マン島に生まれたバリー・ギブと3歳下のふたごの弟たちロビンとモーリスのギブ3兄弟によるグループで、少年時代から活動を開始し、2003年にモーリス・ギブが早世するまで半世紀あまり文化に多大な影響を与えたバンド/パフォーマー、ソングライター。代表曲「ステイン・アライヴ」で歌われている通り、時代の変遷を生き延び、人の心に触れて、人生のサウンドトラックとなる数々の名曲を生み出し続けた。本作は貴重な写真や未公開のムービーを駆使して、名曲誕生の瞬間を体験できる臨場感あふれる構成になっている。単なる成功談を超え、時代の寵児として疾走したビー・ジーズを襲った逆風と現在へと続く偏見の萌芽を、ひとつの時代の終わりを告げるエピソードとともに描き、今日の分断社会へのメッセージともなっている。彼らがその嵐をどう生き延びたのか、ひとつの成長物語であり、兄弟愛の物語である。