解説
若い女と男が愛と信頼を探し求め、自分自身を発見していく姿を描く人間ドラマ。91年サンダンス・フィルムフェスティバル脚本賞受賞。監督・脚本は「シンプルメン」のハル・ハートリーで、本作が長編2作目。製作はブルース・ウェイス、エクゼクティフヴ・プロデューサーはジェローム・ブラウンスタイン、撮影はマイケル・スピラー、音楽はフィル・リードが担当。主演はハートリーの前作「アンビリーバル・トゥルース」に続いて出演するエイドリアン・シェリー、「シンプルメン」で海男マーティンを演じたマーティン・ドノヴァン。
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「トラスト・ミー」のストーリー
高校を中退したマリア(エイドリアン・シェリー)は16才。両親に妊娠したことを告げ、怒る父(マルコ・ハント)に平手打ちを返し外出する。数秒後に、父は心臓発作で死んだ。マリアは母ジーン(メリット・ネルソン)に家を追い出される。マシュー(マーティン・ドノヴァン)はコンピューター技師。テレビ工場に勤めていたが上司と衝突して辞めた。自室で父ジョン(ジョン・マッケイ)が朝鮮戦争で持ち帰った手榴弾を見つめるマシュー。2人は廃屋で出会った。マシューはマリアを家に泊めるが、父に怒られ、遂に家出した。マリアはマシューを家に連れ帰り、手榴弾を預かる。マシューはマリアに求婚した。「私を信じる?」と、高い台からマシューの胸に身を躍らせるマリアをマシューは受け止める。工場に復帰したマシューを見て、マリアは中絶することを決意する。マシューは再び社長と衝突してしまう。マリアが中絶したことを知り、マシューは手榴弾を手に工場へ。マリアは自爆しようとしているマシューを見つけ、手榴弾を取って遠くに投げる。逮捕されたマシューを、彼に似合うと言われた眼鏡をかけてマリアは見送るのだった。
「トラスト・ミー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「トラスト・ミー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ イギリス |
製作年 | 1991 |
製作会社 | ゼニス=トゥルーフィクションピクチャーズ=フィルムフォーインターナショナル作品 |
配給 | フランス映画社=大映 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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