解説
美しい姉弟の孤独なパリの生活を描く。製作はクロード・エリック・ポワロー、監督・脚本はヴィルジニー・テヴネ、撮影はパスカル・マルティ、音楽はアンドレ・ドゥメが担当。出演はミリアム・ダヴィッド、ガエル・スガンほか。
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「エリザとエリック」のストーリー
美しい姉弟エリザ(ミリアム・ダヴィッド)とエリック(ガエル・スガン)は、思春期に母を亡くし、パリで2人きりで暮らしている。2人にはお金もなく父親もなく、外の世界から完全に切り離されてしまっている。時おり訪れるジャック(ルドウィック・アンリ)だけが、2人の生活を静かに見守っていた。彼は2人の忠実な友であり、また姉エリザをひそかに慕っていた。そんな2人のサンクチュアリにも、やがて外の世界が忍び寄ってきた。亡き母の友人でエリザの声楽の教師ジャン夫人(アンドレ・プットマン)だ。彼女は新しいアパートを彼らに世話して、その結果、彼らは初めて“大人の生活”を知ることになるのだった。普通の生活をするようになった彼らは、それぞれ性にも芽生え、お互いの間の異質な性をも、改めて意識するのだった。舞台美術家が作ったというそのアパルトマンで、2人は、コラージュ・フォト・ゲームを始める。その部屋にあった様々な舞台衣裳を使って、町で出会った様々な人々にポーズをとらせる2人。やがて2人のこの遊びに新しい若者が加わる。エリザの求婚者となるスタン(ドミニク・グールド)。一方、女らしい魅力のフリケット(フリケット・テヴネ)はエリックのガールフレンドに。しかしエリックは、エリザとスタンの仲にジェラシーを感じていた。やがてエリックは、エリザと愛し合うスタンに興昧を抱き始めた。そうしてエリックとスタンはエリザを置いてスイスへ旅立つ。エリザは、孤独にパリの部屋に一人っきりだ。やがて、そんな彼女の孤独を見透かしたように、書棚の裏の隠し部屋がポッカリと口を開き、一瞬で彼女を飲み込んでしまった。
「エリザとエリック」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「エリザとエリック」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1987 |
公開年月日 | 1988年3月19日 |
上映時間 | 98分 |
製作会社 | フォーラム・プロ・インターナショナル |
配給 | ケイブルホーグ |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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