解説
戦後はじめて公開されるフィリッピン映画である。第二次大戦中は日本軍に対してゲリラ活動を行い、今なお、反政府の活動をつづけているフクバラハップ(フク団)を題材としたもの。脚本監督はエディ・インファンテ、撮影アルセニオ・ドーナ、音楽アリストン・アヴエリーノで、出演者はアニタ・リンダ、ダニロ・モンテス、パトリア・プラータ、リポート、それに監督者のエディ・インフィンテなど。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ゲリラ隊未だ降伏せず」のストーリー
フク団の襲撃をうけ、誘拐されたネニタ(アニタ・リンダ)は共産主義や戦術などの教育をうけて進境目ざましく、やがて副リーダー格に昇進した。或る日、フク団の女リーダー、リガヤ(パトリア・プラータ)はネニタ以下の部下とともにプロン・ドゥハット地区を襲い、そこに住むネニタの父母を射殺した。その時、政府軍が来てフク団は逃亡したが、ネニタは捕えられた。彼女から情報を得た軍は、直ちに奇襲隊を組織してリガヤ一味を追った。ネニタもこれに加った。ネニタ隊はアラヤット山にあるスターリン大学分校にたてこもるフク団を掃討した。一方、リガヤの隠れ家が依然として判らぬネニタ隊は一計を案じて、ヴィクトリアーノ中佐とシルヴァ大尉及びネニタの三人が村民を装って探索することになった。或る地点で小屋を発見した三人は、小屋の主人のすすめるまま一晩泊ったが、この主人は実はスターリン大学の戦闘から逃れてきた男で、彼はリガヤに合図して、翌朝小屋をとりまいた。拳銃戦の末、中佐だけ逃れ、中尉とネニタは捕えられたが、その夜中佐が部隊を率いて幕営を襲い、二人は助けられれた。
「ゲリラ隊未だ降伏せず」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ゲリラ隊未だ降伏せず」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 戦争 |
製作国 | フィリピン |
製作年 | 1953 |
製作会社 | ルソン・シアタース |
配給 | コロムビア=フルナット・フィルム会社 |
レイティング |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1954年5月上旬号 | 外国映画紹介 ゲリラ隊未だ降伏せず |