解説
マッシモ・フランシオーサとパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレのストーリーを、カンパニーレとルイジ・マレルバが脚色、脚本家出身(「祖国は誰れのものぞ」「ベニスと月とあなた」など)のパスカーレ・フエスタ・カンパニーレが監督したユーモラスなタッチの戦場もの。撮影は「バンボーレ」のエンニオ・グァルニエリ、音楽は「ドクター・コネリー キッド・ブラザー作戦」のエンニオ・モリコーネが担当した。出演は「夜の大捜査線」のロッド・スタイガー、「25時」のヴィルナ・リージ、「マドモアゼル」のウンベルト・オルシーニほか。製作はカルロ・ポンティ。メトロカラー、メトロスコープ。
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「女と将軍」のストーリー
イタリアとオーストリアの国境地帯。イタリア兵タラスコーニ(U・オルシーニ)はオーストリア軍の陣内で将軍(R・スタイガー)を捕虜にした。このオーストリア軍の将校は、自分の陣内だから釈放したほうが身のためだと言ったが、タラスコーニは承知しない。何故なら敵の将軍を捕えれば一〇〇〇リラの賞金、一ヵ月の休暇、金の勲章がもらえるからである。イタリア軍の陣地に向って二人の奇妙な旅が始まった。途中土地の娘アダ(V・リージ)と知りあい、賞金山わけの約束で、より奇妙な三人の旅が続けられた。途中アダはタラスコーニをだまし賞金一人占めを狙った。成功したかに見えたが、すぐタラスコーニが追ってきて、元のもくあみ。再び三人の旅が始まった。そして、アダとタラスコーニは次第に愛しあうようになり、将来の計画などを話しながら旅を続けた。困難な時、特に食糧が不足の時などは、アダのグラマラスな肢体が役にたった。百姓たちは、彼女の裸に見とれて馬鈴薯などをくれるのである。イタリア軍陣地が目の前に見えた頃、地雷原にぶつかった。そしてタラスコーニは吹きとばされアダも足をいためて動けなくなってしまった。助けを求めに行こうとする将軍に、アダは、そばにいてほしいと言ったが、間もなく息をひきとった。そこへイタリア兵がやってきた。将軍は、自分は、死んでいるこの二人の捕虜であったのだ、と語ったが、イタリア兵には信じられなかった。彼らは、二つの死体を運び、将軍をつれて自分たちの陣地へと、もどって行った。
「女と将軍」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「女と将軍」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 戦争 |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1967 |
公開年月日 | 1968年5月23日 |
製作会社 | カルロ・ポンティ・プロ |
配給 | MGM |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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