解説
一九六七年九月二五日イタリアはミラノで実際に起った銀行強盗事件に取材して作った犯罪映画。脚本はカルロ・リッツァーニ、ディノ・マイウリ、マッシモ・デ・リタの三人、監督は「帰って来たガンマン」のカルロ・リッツァーニ。撮影はオテロ・スピーラ、音楽はリズ・オルトラーニが担当した。出演は「群盗荒野を裂く」のジャン・マリア・ヴォロンテ、トマス・ミリアンほか。製作は、ニーノ・クリスマンとディノ・デ・ラウレンティス。テクニカラー、テクニスコープ。
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ユーザーレビュー
「ミラノの銀行強盗」のストーリー
ここ数年イタリアのミラノには悪質で、しかも兇悪な犯罪が続発するようになっていた。美しい田舎娘を娼婦にし、あげくのはてには、ガソリンをかけて焼き殺す、といった事件さえ起っていた。そして夜の商売には、用心棒と称する暴力団員が、にらみをきかしていた。そして銀行強盗も盛んであった。三人組の強盗団が、ミラノやナポリの銀行を次々と荒していったが、彼らには前科がないので警察も、なかなか捕えることが出来ない。首領格はキャバレロ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)ほかにはノタルニコラ、ロボレットらである。彼らはみな、一見、静かな男たちだった。ある日のこと、銀行襲撃の用意をしていると、十七歳のロペスに見られてしまい、一味に加えることにした。彼は母と二人の貧しい暮し。すすんで一味に加わった。そして四人組の仕事がスタートし、ミラノの銀行に押し入った。すべて順調に行ったが、カバンに札を詰めこむ時少々時間がかかり、これがすべてを狂わせてしまった。パトカーが追い、一味は街中をフルスピードで突っ走る。何人かの市民が射殺され、市街戦の様を呈してきた。そして一味の車は電柱に衝突、四人はそれぞれ逃げ出したが、ロボレットが捕ってしまった。彼の告白で全員逮捕された。
「ミラノの銀行強盗」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ミラノの銀行強盗」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 1969年3月29日 |
製作会社 | ディノ・デ・ラウレンティス・プロ |
配給 | パラマウント |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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1969年3月上旬号 |
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