解説
曲芸師のラ・ヤーナとハンネス・シュテルツァーが主演する映画で、ハインリヒ・ザイラー作の小説により、ハンス・H・ツェルレットが脚色監督し、「セロ弾く乙女」フリーデル・ベーン・グルントが撮影した。助演者はE・F・フュルブリンガー、マディ・ラール、ペーター・エルスホルツ、「怪人マブゼ博士(1932)」のルドルフ・クライン・ロッゲその他。
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「空中劇場」のストーリー
曲芸師トルクサはニューヨークのアルハンブラ曲芸団で非常な人気を博していた。綱渡りの途中で宙返りをする彼の妙技は、全世界の曲芸団中の王者であった。彼は魔術師ガーウィンの助手である美貌の踊り子エスターと秘かに愛し合っていた。その為に彼はガーウィンの嫉妬に燃えた眼に苦しめられ遂にこの一座から姿を消した。その後一座がベルリンのウィンターガーテンで舞台稽古中トルクサと名乗る男が一座に戻って来た。エスターはすぐ偽者である事を悟ったが正体を掴もうと接近している裡に二人は恋に陥ちた。彼は愛するエスターの為にどうしても宙返りの術を会得すべく猛練習を始めた。彼の名はフーゼンと言った。ガーウィンの嫉妬に燃えた眼が又もや彼の上に注がれるのを知って、エスターは愛するが故に自分を諦めてくれと頼んだがフーゼンは聞き入れなかった。或日エスターはトルクサと署名された呼び出しの手紙を受け取った。汚い旅館で二人は再会したが、トルクサは酒の為に自暴自棄になりはてていた。彼はエスターに一緒に旅立って呉れと頼んだが、彼女はもう昔の愛は呼び戻せなかった。フーゼンは彼女の部屋にあった呼び出し状を見て、ガーウィンの奸策ではないかと案じ急ぎこの旅館へやってきた。二人の姿を見たフーゼンは彼等の間に昔の愛が復活したものと信じて失望するが、エスターはトルクサの手を振り切って帰った。其の夜フーゼンは宙返りをやる様に命令される。彼の演技が高潮に近づいた時ガーウィンは魔術応用の光線で彼を苦しめ危うく墜落せんとしたが、その時一隅に隠れていたトルクサは一撃でガーウィンを打ち仆した。かくて平静に帰ったフーゼンは観客の喝采裡に宙返りの妙技に成功した。
「空中劇場」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「空中劇場」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ドイツ |
製作年 | 1936 |
製作会社 | トービス・オイローバ |
配給 | 国光映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |