解説
「制服の処女(1958)」「めざめ(1958)」のザビーネ・シニエンを主演にする、思春期の少女を描いたドラマ。ギッタ・フォン・セット女史の原作をエミール・ブリーとヨハネス・M・シンメルが脚色、監督は「双児のロッテ」のヨゼフ・フォン・バギーが当っている。撮影はギュンター・アンデルス、音楽はゲオルク・ヘンツェル。他の出演者はカルロス・トンプソン・ペーター・フォーゲル、ライナー・ペンケルト、マディ・ラール等。
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「大人になりたい」のストーリー
ステファニー(ザビーネ・シニエン)は二十八歳の長兄ハンネス(ライナー・ペンケルト)と二十二歳の次兄アンドレアス(ペーター・フォーゲル)と一緒に住んでいた。ある日のこと、一家を支えている技術屋のハンネスの給料分配のことで、アンドレアスはステファニーを殴った。彼は画学生で、三十女のソーニャに熱をあげていた。殴られたステファニーは家を飛出した。そして、ハンスの友人で南米生れの技師パブロ(カルロス・トンプソン)を訪ねた。そして彼のホテルに泊めてくれと頼んだ。パブロは優しくステファニーを家に送りかえした。この日から彼女はパブロのことが忘れられなくなった。十六歳の誕生日に、ステファニーは十八本のローソクをケーキの上に立て、パブロを招待した。十八歳は結婚してよい年齢だった。パブロは彼女に自転車を贈った。喜ぶ彼女を嫉んだ級友は先生に告げ口した。ハンネスは学校に呼ばれ注意を受けた。彼はパブロを詰問した。が、これはステファニーの子供っぽい空想だとわかった。ハンネスはいかにして彼女の熱を冷そうかと考えた。そこでパブロを既婚者に仕立て、彼の妹ブランカが妻に化けることにした。しかし、芝居をするたびにステファニーの恋は本物になっていった。女出入りの多いパブロも、いつしか乙女心の純情さにうたれるようになった。遂に、ハンネスもブランカも匙を投げた。ハンネヌはステファニーとパブロの愛が二年後まで続いたら、二人を結婚させることにした。
「大人になりたい」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「大人になりたい」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 西ドイツ |
製作年 | 1958 |
公開年月日 | 1959年7月24日 |
製作会社 | ウーファ |
配給 | NCC=日活 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |
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