解説
新人・八木美津雄が自らの脚本を、初めて監督したアクションもの。八木監督は昭和四年生れ、東北大文学部卒後、松竹大船に入社、主に堀内真直監督に師事した。撮影担当は「白い肌と黄色い隊長」の小原治夫。
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ユーザーレビュー
「真昼の罠(1960)」のストーリー
トラック運転手の哲夫は、深夜の運転中、東京へ行く田舎娘芳江を同乗させ、林の中で犯した。数日後、ホールでズベ公春子と踊っていた哲夫はチンピラにからまれ、相手を叩きのめした。これを土地のヤクザ健と桜井が見ていた。翌日、哲夫はトラックで製品を運ぶ途中、チンピラに襲われた。この事件で哲夫はクビになった。健に声をかけられ、彼のもとで働くことになった。健の親分大西は柳田建設の社員で、会社の乗っとりを策していた。大西は幹部の黒川を殺すよう健に命じた。哲夫は芳江の居所をさがしあてた。お詑びのしるしにと札束を渡した。芳江の態度は冷たかったが、哲夫の一途な気持は次第に芳江にも通じた。--社長の柳田は黒川の死に疑いをもった。大西の情婦陽子に泥をはかせようとしたが、口を割らなかった。大西は健と哲夫に柳田を殺すことを命じた。哲夫がスパナーをふりおろした。翌日、哲夫は悪夢を忘れたようにモーターボートをとばした。芳江は一緒に北海道へ行こうと言った。柳田の死体が警察に発見された。大西は健に哲夫の始末をさせようとした。健はヤクの取引にことよせて哲夫をひっぱりだした。二人は組み合った。桜井が木蔭から撃った。哲夫は芳江の名をつぶやいて死んだ。
「真昼の罠(1960)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「真昼の罠(1960)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1960 |
公開年月日 | 1960年12月18日 |
上映時間 | 89分 |
製作会社 | 松竹大船 |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | モノクロ/シネスコ |
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