解説
佐野洋の原作を、野村芳太郎と「ゼロの焦点」の山田洋次が共同で脚色、「ゼロの焦点」の野村芳太郎が監督した喜劇。「図々しい奴(1961)」の川又昂が撮影した。
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「恋の画集」のストーリー
ノーブル化粧品のセールスマン泰二は、恋人の登美江との結婚資金に悩んでいた。列車の中で、筋向いの席に坐った中年の男とBG風の女の寄り添った寝姿を、いたずら心からカメラに収めた。その男は、偶然にも登美江の勤める官庁の課長相沢であった。登美江は、子供が出来たから早く式を挙げてほしいという。相沢の許に例の写真が送られてきた。電話がかかり、写真を買ってくれと要求した。もちろん泰二である。電話をかけた後、泰二は相沢家を訪れた。常子夫人に相沢らしい人物の浮気話をし、女は妊娠し処置に困っていると話した。常子夫人は夫の身辺をさぐろうと秘書の登美江を食事に誘った。登美江が吐気を催したので、彼女を夫の愛人と勘ちがいした。泰二は、相沢に指定の喫茶店の私書箱に五万円入れておくよう電話した。相沢は弁護士の森原を介して金を渡したが、森原は金を着服、しばらく待ってくれという紙片を私書箱に入れた。常子夫人が泰二のアパートを訪れた。登美江のお腹の子を夫の仕業と思って二十万円を出して解決を頼んできたのだ。その夜、相沢家ではハデな夫婦喧嘩が起った。その結果、登美江が相沢の女でないことを知り、二十万円を取戻してほしいと、夫人は相沢に頼んだ。森原が泰二をおどし、ネガと二十万円を持去った。結局、相沢は泰二と登美江の仲人を引受け、泰二は相沢の浮気を口外しない約束で、事は解決した。泰二と登美江は新婚旅行へ旅立った。登美子の妊娠はまちがいだった。相沢は浮気を再開しようとしたが、相手の千加子は結婚するといって会社を辞めてしまった。
「恋の画集」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「恋の画集」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1961 |
公開年月日 | 1961年6月21日 |
上映時間 | 83分 |
製作会社 | 松竹大船 |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | モノクロ/シネスコ |
音量 | モノラル |
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