解説
有吉佐和子原作『青空の歌』より「ママ恋人がほしいの」の岡田達門が脚色。「セールスマン物語 男にゃ男の夢がある」の井田探が監督した青春ドラマ。撮影も同じコンビの山崎安一郎。
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「街に気球があがる時」のストーリー
城北大生川本保夫は、青空広告会社というチッポケな会社にアルバイトの口をみつけた。そこには、やはりアルバイト学生の栗山と、この会社ではただ一人の女性丸根敦子がいた。アドバルーンをあげて見張るのが仕事なので、雨の日は仕方なく学校へ行く。ノートのブランクを気にしてい川本に、ノートを貸してくれたりいろいろ親切にふるまうのは、大学の女王で財閥の娘泉万里子である。これは男子学生の間では一大事件だ。しかし、川本は人員整理で会社をクビになり、教室でしょんぼりしていると、あの丸根敦子が現れたのでビックリした。彼女も城北大生だったのだ。敦子は彼を励まし、得意の弁舌をふるって川本を広告会社に復社させてくれた。華やかで美しい泉万里子、気性のはげしいアルバイト学生丸根敦子--二人の好意に迷う川本だが、結局敦子に自分の問題を見出すのだった。ある日、川本と敦子がちょっとアドバルーンのそばを離れている間に、気球が爆発、子供が大ケガをした。敦子は直ちに輸血を申し出た。二人の真剣な看護で、子供は恢復した。元気な子供と童謡をうたっている敦子をみて、川本は幸福だった。そして、「こんどは私たちの歌をうたいましょう」という敦子と声を合わせて、川本はうたうのだった。「若者よ、体をきたえておけ……」と……。
「街に気球があがる時」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「街に気球があがる時」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1961 |
公開年月日 | 1961年11月12日 |
上映時間 | 69分 |
製作会社 | 日活 |
配給 | 日活 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | モノクロ/シネスコ |
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