解説
週刊新潮連載、ヤン・デンマン「東京情報」より奥山長春が脚色、「旅愁の都」の鈴木英夫が監督した社会風刺劇。撮影は「続社長漫遊記」の完倉泰一。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「やぶにらみニッポン」のストーリー
ハワイ観光のガイドを終えて帰国した恋人の桃子からアメリカで有名な二世の原子物理学者ジョン・町平が嫁探しに来日したと聞いた週刊誌記者森山は、「青い眼のニッポン日記」の企画を町平に承諾させ、その夜から、無銭旅行者の友人イヤーンも連れて、東京案内をはじめた。町平が一番タマげたのは道路いっぱいの自動車と神風タクシーだが、森山は悪いところばかり見られては大変と、大和撫子が勢揃いのバー「夜」に案内した。イヤーンはそこで忽ち戦災孤児だという梨子と意気投合。アテられた森山は奥のテーブルにチラチラしている金髪美人とその連れの日本女性にウキウキし、町平と一緒に近づいて甘い囁きを--。ところが何と日本美人は桃子ではないか。アッと驚く間もなく桃子のアッパーは森山に、金髪娘で古典研究に来ている女子学生メアリーの空手チョップは町平にとぶ。仲よくのびた二人を、メアリーがブランデーの口うつしで介抱すると、森山が薄目をあけてヤニ下がっているので桃子はカンカンだ。さて、「ニッポン日記」は編集長に没にされたが、森山は、坊主作家、マンモス作家、十六歳の芸能社長兼歌手などを連日インタビュー。またメアリーをグラビアに使うことにした。そのメアリーの家で純日本風なもてなしを受け、森山は大感激。一方、あれから桃子は町平と急速に親しくなった。さて、森山とメアリー、町平と桃子、イヤーンと梨子の奇妙な三組のカップルが合同結婚式の真最中、日本名物の大地震で停電、おかげで相手をとり違え、テンヤワンヤで幕。
「やぶにらみニッポン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「やぶにらみニッポン」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1963 |
公開年月日 | 1963年12月1日 |
上映時間 | 89分 |
製作会社 | 東宝 |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1963年4月下旬号 | 特別グラビア 「やぶにらみニッポン」の鈴木組 |
1963年9月上旬号 | 日本映画紹介 やぶにらみニッポン |
1964年2月上旬号 | 日本映画批評 やぶにらみニッポン |