解説
東宝サラリーマン映画の新シリーズ第一作。「現代サラリーマン読本 恋愛武士道」の長瀬喜伴の脚本を、「悪魔の接吻」の丸山誠治が監督し、「現代サラリーマン読本 恋愛武士道」の鈴木斌が撮影した。
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「サラリーマン御意見帖 男の一大事」のストーリー
今春大学を卒業する一心太郎は、サラリーマンになるよりも家業の魚屋を継ぎたいという変りダネだ。母親のおかねは反対だった。女手一つで一人息子を大学までやり、あげくのはてに魚屋になると言い出されては歎くのも無理はない。近所の小料理屋の女主人千代や、その娘で太郎を憎からず思っている弓子がおかねに同調した。千代は、スタービールの専務・大久保彦三郎家の執事役・喜内老人に太郎の就職を依頼した。しかし、試験日が調理士の試験日とかち合っていた。太郎は迷ったが、調理士の試験を受けた。母親も大事だが、自分の意志を簡単に曲げるわけにはいかぬ。試験場で二人の女性と知りあった。バーのマダム藤子と、スタービール社長家光の妹のみどりである。彼は肘を突っつかれ、仕方なく答えを教えた。調理士には合格したが、もちろんスタービールには落ちた。スタービールの売上げが、この地区で目に見えて減り出した。大久保が調査した結果、千代がこの地区ではちょっとしたうるさ方であり、その関係でスタービールを扱う店が減少しているということが分った。太郎がみどりや藤子と親しそうな様子を見て、弓子は絶交を言い渡した。藤子が自分のバーに太郎と小僧の仙三を誘った。家光と五、六人の社員がいた。仙三がビールを嫌いだと言ったことから大乱闘となった。社長の尻拭いに来た大久保と太郎が、藤子の店で顔を合わせた。大久保は太郎に好感を待った。なぜ落ちたのだろう。太郎が受験しなかったことを知った。皆が太郎を責めた。太郎は改めて専務に口頭試問を受けた。彼は合格した。誤解を解いた弓子も励ました。太郎もサラリーマンになる決心をした。
「サラリーマン御意見帖 男の一大事」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「サラリーマン御意見帖 男の一大事」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1960 |
公開年月日 | 1960年2月14日 |
上映時間 | 89分 |
製作会社 | 東宝 |
配給 | 東宝 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | シネスコ |
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