解説
野方一夫の脚本を「お月様には悪いけど」の堀池清が監督し、「生きとし生けるもの」の高村倉太郎が撮影、「陽気な天国」の古賀政男が音楽を担当する。主なる出演者は「生きとし生けるもの」の南寿美子と東谷暎子、「チャッカリ夫人」の若原雅夫のほか神楽坂はん子らの歌手も出演。
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ユーザーレビュー
「湯の町椿」のストーリー
伊東、熱川間にトンネルを掘って新道路を敷くため、技師及川雅彦は東京から到着し、先輩の梶原技師に迎えられた。この工事のため一人の中学生が負傷したが、それは土地の芸者君千代の弟義雄だった。雅彦はバスの中で君千代の顔だけは知っていたが、これが縁になって互いに好意を持った。君千代には不良の兄五郎があり、また弟の入院費にも困って、士地の有力者熊倉から金を借りたが、その帰途雅彦の宿を訪れ、初めて二人は愛を打ちあけた。だが幸せも束の間、放浪の五郎が突然顔を出し、熊倉の妾になれと迫った。また東京から来た雅彦の妹由起子からは、兄と別れてくれと詰めよられた。これを雅彦の差し金と誤解した君千代は憤りと悲しみに胸の裂ける思いだった。五郎は雅彦を脅して逆に投げとばされたが、警官に追われるうち崖から落ちて死んだ。打ち続く不幸に君千代は雅彦を諦めた。道路の建設は着々と進み、梶原は第二期工事のため雅彦を案内して廻った。その時、五郎の葬式の列が通り、喪服を着た君千代の悲しげな姿が見えた。雅彦は思わず彼女の方へかけよった。そして涙にぬれた君千代はひしと雅彦にすがりついた。
「湯の町椿」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「湯の町椿」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1955 |
公開年月日 | 1955年2月11日 |
上映時間 | 81分 |
製作会社 | 日活 |
配給 | 日活 |
レイティング | |
カラー/サイズ | モノクロ |
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1955年2月下旬号 | 日本映画紹介 湯の町椿 |