風と女と旅鴉

かぜとおんなとたびがらす
上映日
1958年4月15日

製作国
日本

制作年
1958
上映時間
90分

レーティング
ジャンル
時代劇

check解説

ベテラン成澤昌茂の久方振りのオリジナル・シナリオを、「源氏九郎颯爽記 白狐二刀流」の加藤泰が監督、同じく「源氏九郎颯爽記 白狐二刀流」の坪井誠が撮影した異色時代劇。「源氏九郎颯爽記 白狐二刀流」の中村錦之助、「夜の鼓」の三國連太郎、「丹下左膳(1958)」の長谷川裕見子、それに丘さとみ、進藤英太郎、薄田研二、殿山泰司らが出演している。
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ユーザーレビュー

「風と女と旅鴉」のストーリー

父が残した悪名に追われた銀次が、十年振りに故郷へ帰る道すがら、年輩のやくざ刈田の仙太郎と知りあった。二人は目指す宿場にたどりついたところを強盗と間違われ、銀次は鉄砲に撃たれて甚兵衛の家にかつぎこまれた。仙太郎が甚兵衛の娘おちかに語ったところでは、彼には昔喧嘩で命を落した倅があった。これが銀次に似ていて、何か他人とは思えない。おせんもまた銀次に、ほのかな想いをよせるのだった。銀次の傷がいえると、仙太郎と銀次は両替屋銭屋庄兵衛門の用心棒に雇われたが、悪貸元鬼鮫一家の身内、片目の寅吉、三次が銭屋を強請りに来た。仙太郎は三次を捕えたが、銀次は寅吉をにがし、町の人々から疑いをうける。その上、祭の夜、鬼鮫の半蔵は庄兵衛門を掴え、寅吉、三次のお礼として土蔵から金を頂戴するぞと威した。彼はまた、その場にいた銀次に、お前は五両の金と引き換えに寅吉を逃がしたと素っ破ぬいた。鬼鮫一家は庄兵衛門の倉から、千両箱を引いて行く。それを止めにかかった仙太郎に、半蔵はまた、お前は島帰りの兇状持ちだと、かくれた事実を明らかにした。人々の非難をうけて、遂に意を決した銀次と仙太郎。金がほしければ、指定の一軒家に来いと言った半蔵の申出に、喧嘩支度をととのえる。だが庄兵衛門は仙太郎一人で行けと言う。遂に怒った銀次は、一人で指定の一軒家に走った。これを追う仙太郎は、卑怯な半蔵の飛道具で足を撃たれる。だが、その時銀次の一刀は、半蔵の上にひらめき、仙太郎の危急を救った。人々の疑いが晴れた日、銀次は仙太郎をのこしていずこともなく去っていった。

「風と女と旅鴉」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「風と女と旅鴉」のスペック

基本情報
ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958年4月15日
上映時間 90分
製作会社 東映京都
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ

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