解説
山本周五郎の原作を、「丹下左膳(1963)」の内川清一郎と、野口泰彦が共同で脚色、菊池靖と松野宏軌が監督した時代劇。撮影は、「道場破り」の太田喜晴と「あらくれ荒野」の関根重行。
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「続道場破り 問答無用」のストーリー
大炊介高央は田宮神剣流道場の嫡男で、秀才の誉れが高かったが、師範代で妹みぎわの許婚者である吉岡進之助を道場で斬殺してからは、常軌を逸した行動がめだった。愛息の狂態を案じた父高茂は思案のあげく学友四人をつけて紀州の田宮家に閉じ込めた。庄屋の瀬木久兵衛や百姓娘うめを斬ったり娘なおを山菱に拉致したりの相かわらずの行状を知った高茂は、心ならずも高央の命を縮めることを決意柾木兵衛を送った。幼友達の兵衛は紀州に出かけて高央の行状を探ると意外にも斬られた男は女ぐせの悪い者ばかりということがわかった。高央乱心の噂は幕府にまで聞え、高央を殺すべく家老の帯刀が紀州にやってい来た。兵衛が山葵に高央を訪れ詰問したところ、高央はショッキングな事実を告白するのだった。高央はかつて吉岡から自分が不義の子であると知らされた。以来高央は女ぐせの悪い男達をみると狂気の様に斬ったり、家庭の複雑な娘達のよき相談相手となっていたというのだ。刀を抜いてすごんだ侍十数人もこの事実を聞いて刀を下すのだった。
「続道場破り 問答無用」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「続道場破り 問答無用」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 時代劇 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1964 |
公開年月日 | 1964年3月15日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | 松竹・京都 |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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