クジラの跳躍 Glassy Ocean
くじらのちょうやくぐらっしーおーしゃん- 上映日
- 1998年11月14日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 1998
- 上映時間
- 23分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ファンタジー
解説
クジラの跳躍を見物に集まってきた人々が呼び覚ます記憶の数々を綴ったファンタジー・アニメーション。監督・原作・脚色は、「銀河の魚」のたむらしげる。声の出演に「銀河の魚」の永井一郎。1998年度アヌシー国際アニメーション映画祭、釜山国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、シチェス国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭正式出品作品。
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ユーザーレビュー
「クジラの跳躍 Glassy Ocean」のストーリー
巨大な客船が大海原を進んでいる。そのデッキの上ではひとりの少年が双眼鏡を覗いていた。少年がちょうど覗いている辺りはグラッシー・オーシャンと呼ばれ、他の世界とは時間速度が異なり、海水がガラスで出来ている場所だ。そこで愛猫・タンゴをつれてトビウオを採っていた老人は、海上に異常な起伏を見つける。それは、クジラが跳躍を開始する前兆であった。その夜、起伏の近くにキャンプを張った老人の周りにウォーターピープルが現れ、不思議な旋律の歌を歌った。歌を聴きながら老人は、廃墟の街で船に乗り、止まった時計のネジを巻いて回った遠い昔の仕事の記憶を蘇らせるが、どうしても船の名前だけは想い出すことが出来なかった。次の朝、老人は画家のRと再会する。ふたりは、天に向けて突き出し始めたクジラの頭を仰ぐ。午後になると、見物人がたくさん集まってきた。彼らは、あと6時間ほどで全身を現すであろうクジラを眺めながら、それぞれの過去の出来事を回想する。海底に消えたライム爺さんのこと、星が落ちた夜のこと、白い浜で見つけた大きなココヤシの夢などなど。そして老人も小さな頃、船から見た一瞬のクジラの姿を想い出すのだった。やがてクジラは全身を現し、半日をかけて海に帰っていった。老人はRの描いた絵を見せてもらいながら、ふと自分の乗っていた船の名前を想い出す。ゴンドワナ号。しかし、その船は世界の果ての瀑布に沈んでいったことをRは知っていた。その頃巨大客船のデッキの少年は、一瞬のクジラのジャンプを目撃する。
「クジラの跳躍 Glassy Ocean」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「クジラの跳躍 Glassy Ocean」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ファンタジー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1998 |
公開年月日 | 1998年11月14日 |
上映時間 | 23分 |
製作会社 | 愛があれば大丈夫(アニメーション制作 project team SARAH=ON THE ROAD 1990) |
配給 | メディアボックス(提供 バンダイビジュアル) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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