解説
星を襲う怪魚を退治する為、銀河の海原に旅立った老人と少年の冒険ファンタジー・アニメーション。監督は、イラストレーターのたむらしげる。また原作・脚色もたむら自身によるものである。声の出演に永井一郎と鮎川昌平。「たむらしげるの世界」の中で上映された。キネコ作品。1993年モントルー国際エレクトロニック・シネマフェスティバル特別賞。1993年度毎日映画コンクール大藤賞受賞作品。
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ユーザーレビュー
「銀河の魚」のストーリー
天文学者の老人と孫のユーリーは、湖に浮かぶ島で星を観測しながら暮している。ある夜、ユーリーはこぐま座の星がひとつ増えていることに気づく。ユーリーの発見に銀河の異変を察知した老人は、ユーリーをボートに乗せて川を上がる。木人の森を抜け、ビル人間に別れを告げる頃、ふたりのボートは天の川に出ていた。やがて、老人は魔法使いトンガリの洞窟へボートを進める。果たして、同じように銀河の異変に気づいていたトンガリは、岩男たちに流星のかけらで銛を作らせていた。実は、星の増えたこぐま座は邪悪な怪魚に姿を変え、銀河の星を襲っていたのだ。銛の名手であるユーリーは、その銛を使って怪魚退治を任される。怪魚が潜む渦巻き銀河へ、再びボートを漕ぎ出した老人とユーリー。やがて、海の中から現れた怪魚に向けてユーリーは銛を投げた。見事、銛は弱点である尻尾に命中し、怪魚は海に沈んでいった。ところが、その衝撃波でふたりのボートが渦巻き銀河の渦巻きに飲み込まれてしまう…。気づくと、ボートは静かな川面に着水していた。無事を喜びながら、帰路につく老人とユーリー。彼らの頭上には、元に戻ったこぐま座が輝いていた。
「銀河の魚」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「銀河の魚」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ファンタジー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1993 |
公開年月日 | 1998年11月14日 |
上映時間 | 23分 |
製作会社 | 愛があれば大丈夫(アニメーション制作 project team SARAH=ON THE ROAD 1990) |
配給 | メディアボックス(提供 ソニー=ソニー・ミュージック・エンタテインメント) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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1999年2月上旬号 | 日本映画紹介 銀河の魚 |